ランドセル購入に関する調査 2024年

2024年4月に小学校に進学する児童(第一子かどうかは問わない)のいる20歳~69歳の男性・女性で、ランドセルを新しく購入した方にアンケートを実施しました。
その結果を数字で詳しくご紹介します。

※調査業務は、株式会社クロス・マーケティングによる。

回答者プロファイル

全体,n=1,500

性別
年齢
新一年生の子どもの分布
居住地域

購入したランドセルの色(上位5項目)

男児では、定番の「黒(ブラック)」が51%と減少傾向が更に加速し、「紺(ネイビー)」「青(ブルー)」系の色で30%を超えるようになってきており、選ぶ色の指定も分散傾向になってきています(上位5色以外の色が前年対比9.1%から10.3%へ伸長)。 女児では、継続して「紫/薄紫(スミレ、ラベンダー等)」が約30%と一番人気の色になっており、上位5色に変わりはないですが、「桃(ピンク、ローズ)」が前年の調査と比べ伸長し、20%を超える人気となっています。 男女問わず、特定色に集中せず、それぞれ自由に、好きな色に分散する傾向が続いています。

サイズと素材

サイズでは、「A4フラットサイズ」が大多数で昨年から増加しています。素材については、クラリーノが30.8%と昨年に続き減少傾向にあり、天然素材(牛革・馬革)は23%と昨年から少し減少しました。

全体,n=1,500

購入したランドセルのサイズ
購入したランドセルの素材

形状、製造国、決定者と支払者

全体,n=1,500

購入したランドセルの形状
購入ランドセルの決定者
購入したランドセルの製造国
購入したランドセルの支払者

検討や購入のタイミング

購入したランドセルの検討開始時期

例年同様に検討開始時期としては 4月がピークで、1~3月期も若干増加しており早期化の傾向が緩やかに続いております。 購入時期は5月がピークである状況は変わりませんが、5月および8月のピーク時が減少し、6~7月期および9~10月期が伸長し、全体的に分散傾向があります。

全体,n=1,500

購入したランドセルの購入時期

全体,n=1,500

購入金額帯

平均価格はわずかに増加していますが、上昇率は下がり始めている傾向です。男児向けに関しては価格上昇が続いていますが、女児向けランドセルに関しては前年から150円引き下がっています。 消費者物価指数が軒並み増加している中、ランドセルに関しては増加幅が小さくなっている状況です。

全体,n=1,500

購入したランドセルの購入金額帯
購入金額平均
  • 全体:59,138

検討~購入に際して訪問した場所/Web

新型コロナウィルス感染症の影響が一段落した中、メーカー各社のランドセルを選ぶ際の体験価値向上の取り組みも多様化し、イベントや体験会などを通して、ランドセルをじっくり選ぶ流れになりつつあります。

全体,n=1,500

購入までに訪問した店舗/Web (上位10項目、複数回答)

商品選定における重視点と決め手

購入前・購入後の両者で意識されていたのは例年の調査と同様に「子どもの好きな色かどうか」でしたが、「デザイン」は検討時に丈夫さ、フィット感よりも重視されないものの、購入理由としては「色」に次いで2位となりました。購入時において、前年よりデザインの割合が増加し、機能性の項目が軒並み微減、横ばいといった結果になりました。

全体,n=1,500

購入した商品の決定理由 (上位10項目、複数回答)